蝉の命って。
今朝起きてカーテン開けたらね、
いたんですよ、蝉が。
網戸の外にね。
大の虫嫌いの私なもんで、わりと心がざわつきましたよね。
ピン!ってしてもよかったんですが、近づいてビクッてしても心臓に悪いし、蝉の命ってほら一週間って言うじゃないですか?
下手にピン!ってして蝉がびっくりして足が網戸に絡みついてパニックになっても可哀想だし。
わりと広い日本の中、一週間の命でここへやってきたのも何かの縁だろうと。
だからね、見て見ぬふりをして部屋を去ったわけですよ。
しばらくして帰ってきたら、いなかった!
よかったよかった。
んで、そのあと母にその話をしたら、
「蝉の命って、研究の結果30日ってことが判明したんやって。」
え?
まじ??
今までの人生、
蝉があまりに煩くてイライラしたり。
なんか狭いとこ入り込んじゃって動けなくなってたりしたら。
「嗚呼、蝉の命って一週間しかないんだもんなぁ。」
と、かなりの確率で慈悲の心を向けていた私。
30日生きるって聞いた途端なんか、、
「わりと生きるやん!!」
と、こう、慈悲が少しだけ消えてしまいそうになったわけですよ。笑
でも、今これを書きながら思ってるのは
「でも30日ったって、短すぎる命だよなぁ」
ってこと。
蝉の一生である30日、私は一体なにができるだろう?変わるんだろう?
一ヶ月後の自分なんて想像もつかないような毎日を過ごしてる私のそばで、蝉が今日もミンミン人生謳歌している。
生きよう。
蝉よ、ありがとう。
私も君のように人生謳歌するよ。
だから30日の命、思い切り鳴いて謳歌してくれたまえ。