ホーチミン戦争証跡博物館
今日は重い話題から。
「戦争証跡博物館」へ行きました。
入場料は、40000ドン(約200円)です。
外にたくさんの戦闘機があり、たくさんの人たちが写真を撮ってます。
写真を撮ってと声をかけられたので、じゃあ私もとお願いしました。
ここまではライトな感じでしたが、中に入ると空気が一変します。
ベトナム戦争での残酷な写真がたくさん、本当にたくさん展示されていました。
見るに耐えられず、直視できなかった写真もたくさんありました。
私も知っているベトちゃん&ドクちゃん。
彼らの写真もたくさん展示されていました。
戦争の時にたくさん撒かれた枯葉剤の影響を受け、臓器を共有する双子として生まれた彼ら。
後にドクちゃんは結婚し、双子のお父さんに(双子ちゃんの名前、富士山と桜って意味らしいですよ)。
ベトちゃんは26歳で亡くなったそうです。
↑すごく印象的だった写真。
子どもの発するパワーってすごい。
あとびっくりしたのは。
ホルマリン漬けになった、赤ちゃんの遺体。
目立たないような、入り口横の足元にあるんです。
なんだろうと思って見たら、本物の赤ちゃん。
小さくて、目を閉じていて、生まれたてのようで。
今にも産声をあげてきそうでした。
赤ちゃんは「生きたい」パワーの塊のはずで。
一体どうしてこんなところにいるの、と。
お母さんはお腹を痛めたはずで、とか。
広島・長崎の平和記念公園も訪れたことがある私。
ここは、その衝撃以上のものでした。
↑日本語表記がいっぱいでした!
ベトナム戦争って、終わってからまだ40年くらいしか経ってないんですよね。
街中の様子も、昭和の日本のような(知らんけども)、そんな気配で。
私たち日本人も、もちろん戦争経験国。
戦争経験者の方が、ほとんどいなくなってる時代。
何ていうか、私たちって本来、
「生きてること自体が奇跡」
なんですよね。
なのに、日々それを忘れてしまって、欲をかいてしまう。
ホーチミンへ行ったら、是非行ってみてください。
とてもとても悲しいけれど、大切なことを思い出させてくれるはずです。